いつも行く近所の銭湯で、サウナ→水風呂→外気浴を終えてお風呂に浸かって時のこと。

母娘とおぼしき女性2人が話しながら私の横へやって来ました。母親の方が「さっき思い切って水風呂はいったんだけどねっ!」といささか興奮気味に娘に話しかけています。

「水風呂」というワードで私の耳はダンボに。なぜなら、私がいつも行くこの銭湯では水風呂に浸かっている人はほぼゼロ。入る人がいたとしても、足をつけるだけ。全身入る人がかろうじていても、長くて3秒。だから、水風呂に入ってみたと話している人がいるだけで、珍しいのです。

 

 

「最初は冷たかったけど、少し入ってたら急に冷たくなくなって気持ちよかったよ〜。アンタも入ってみてよ。」

 

そこの母親よ!それが水風呂の醍醐味なんですよ。少し長く入らないとたどり着けない、いや、少し長く入ったからこそたどり着ける水風呂の真骨頂。わかっちゃったの、お母さん…。

さぁ、娘よ。母に倣って水風呂入っちゃいなよ…、と思って聞いていると

 

「はぁ〜、絶対無理だし!」

 

おい、娘。断固拒否か。シャットダウンされた母親…と横で密かに応援する私も同時にシャットダウン。母親、もうひと押しだ!

 

「そんなに冷たくないって!気持ちいいから入ってみなって」と母親。そうだ、そうだ!

 

そんな母親と全然関係ない私の見えないプレッシャーで、娘は「わかったよー」と水風呂へ向かいます。私は体の向きを変えて、娘の(もはや我が娘の)水風呂デビューを見守れるポジションへ。

 

 

娘、水風呂に足をつける。そして「無理っ!」とでかい声をあげて、そのまま出て行ってしまいました。

 

今日もまた水風呂の良さの宣教をできなかった私は、無念であり、水風呂さんにごめんなさいの気持ちで、いつもより長めに水風呂に入りました。女子サウナの増大の道は、長く険しい。